女医が経験した不妊治療のリアル

産婦人科医ではない女医が、不妊治療を受けることになりました。自分の専門外のことなので勉強したことなどを残していきたいと思います。高FSH・低AMH、両側卵管狭窄、受精障害疑い

妊娠を目指す際に準備したこと

いちおうなんとなく知識はあったので、妊娠前にいろいろと準備をしたので

なにかの参考になればと思い記録します。

  1. 子宮頚がん検診を受ける:20歳以上の女性は、公費で子宮頸がん検診が受けられます。初期のもの(異形成と言われる、細胞の形がおかしなもの)であれば治療後の妊娠・出産は可能です。もちろん検査自体はちょっと痛かったり、恥ずかしかったり、受診する時間を作らなくちゃならなかったり、面倒だけれど、妊娠を考えていてもいなくても検診は受けましょう!
  2. 風疹ワクチンの摂取:こどものころに受けたワクチンの効果(抗体価という数字で見ます)は、徐々に薄れてきます。妊娠中に風疹にかかると、子供に影響がでます。抗体価見ても見なくても、追加で摂取して悪いことはありません。しかしこちらは自費としてかかってきます。数千円だったと思いますが…
  3. 歯科検診:口の中って、汚いんです。外界と密に接していますので。妊娠すると口の中をいじる歯科治療は細菌が体内に入るリスクを増やす可能性もあり、できれば妊娠前に調整しておくのがいいでしょう。
  4. 葉酸の内服開始:胎児の発育に葉酸が欠かせないということはみなさんご存知と思います。妊娠がわかってから始めるよりも、妊娠前から補充しておきましょうね!使っているサプリはこちらのディアナチュラ葉酸です。ネイチャーメイド葉酸は粒が大きくて飲むのが大変だったのですが、こちらは粒が小さいので飲みやすいです。
  5. 基礎体温計測:自分の女性的な働きを手っ取り早く知るには基礎体温をつけるのが一番です。いざ不妊かな?と思ったりした場合にも、3ヶ月分くらいの基礎体温をつけてきてねと言われてしまう(必要な情報なので仕方ないのですが…)こともあり、すると治療の開始が遅れてしまいます。私の場合はきちんとつけていてもなかなか授からず、近所の産科でも基礎体温表を見てもらいましたがそこには異常がなかったので結果的には不妊治療を素早く開始するきっかけには結びついていませんが、つけていることで自分の周期ごとの体調の変化には敏感になりました。いま何が起きているのかが想像できるようになったのでよかったです。