女医が経験した不妊治療のリアル

産婦人科医ではない女医が、不妊治療を受けることになりました。自分の専門外のことなので勉強したことなどを残していきたいと思います。高FSH・低AMH、両側卵管狭窄、受精障害疑い

自然周期法?2周期目①

職場からも通いやすいところをと思って探したクリニック。

そこのドクターは有名な不妊クリニックにも勤務していたみたいだし、あまりドクターが2人しかいないので経験の浅い先生に当たらなくていいかなとあまり悩まずに決めました。初診がスムーズに取れたことも大きかった。

自然周期法での体外受精がメインのところです。

いろいろ調べてみると、高FSH、低AMH、しかし閉経はしていないという私のようなパターンでは、刺激が強いと閉経を早めてしまう恐れがある(理論上の話で、確かめられてはいない)ため自然周期法でよかったかなと思いました。

 

ところが、本日は生理3日目(D3)だったので受診したところ、レトロゾールの内服を勧められました。レトロゾールの内服をするということは完全な自然周期ではなく、卵胞のおしりを叩いて育てる作戦です。

現時点で3つくらいの卵胞が見えていましたが、自然周期では選ばれた1つ以外の卵胞は徐々に育たなくなり退縮していきます。今回レトロゾールを使うということは弱いながらも刺激をするということ。はっきりした理由は聞きませんでしたが、前回受精に至らなかったから卵子の数を増やしてみるのかなぁ…

ひとまずはトライしてみます。

 

そして不妊の原因探し。来週は卵管造影検査ができる某大学病院の受診を予定しています。学術雑誌で卵管関連の記事を執筆していたのがそこの先生でしたので、その先生の初診を取ってみました。

普段わたしも医師として勤務をしていますが、人の体というのは本当に複雑で、もちろんたくさん勉強してたくさん論文を読むのですが、答えはこの一つしかない、ということはありえません。最近ではセカンドオピニオンで他のドクターの考えを聞きにいくことも一般的に認知されつつあると思います。

そういう意味で、今の主治医を信頼していないわけではけっしてありませんが今度の先生の考えも聞けるのは楽しみです。