自然周期法?2周期目③ 培養結果
顕微授精した1つの卵子はですが、5日目には桑実胚になりました。
クリニックの方針なのか、5日目に胚盤胞へ至っていない場合は、あと2日育ててみて
胚盤胞になれば自動的に凍結になるとのことです。
新鮮胚移植目指していたのですが、このタイミングで桑実胚だったので今周期もこれにて終了…。
受精障害のことばが頭でぐるぐるして、本日は家にひとりでいるときに声をあげて泣いてしまいました。まだ先生に言われたわけではないけど、まぁ受精障害の範疇に入りますよね。
声をあげて泣くなんていつぶりだろう…
私は比較的感情の波は少ない方だと思っていましたがこんなにうろたえてしまうなんて自分の別な一面を発見した気分です。
受精障害だとすると、卵管狭窄の可能性についてこれ以上検査をしても意味がない。
卵管形成術を受けるつもりでいたけれど、この話はなしかな〜。
次回の生理開始までに次の周期の作戦を決めないと。
大学病院受診①
卵管通水検査で通水が認められなかったため、某大学病院へ。
卵管造影検査が可能で、かつその結果卵管閉塞だった場合にそのまま治療に
スムーズにすすめるように、卵管鏡下卵管形成術もやっているところを選びました。
受診は朝一で予約していましたが、先生に診察してもらえたのは3時間後…
病院側も待たせたくて待たせているわけではないのは同業者としても重々わかっていますが、つらかった…。
閉塞してるみたいだね、造影検査は痛いから診断も治療もいっぺんにできるから卵管形成術やっちゃってもいいと思うと言われました。
手術のコストはかかるけど、卵管鏡で直接みたら確かに診断もできるし、そのまま治療もできるし、いいのかなぁ。
ほぼ6時間近く病院にいて、術前検査の一般採血、レントゲン、心電図とって終了。
また次回お話することになりました。
次回までに手術を受けるかどうか決めないといけないのかなぁ。。。
自然周期法?2周期目①
職場からも通いやすいところをと思って探したクリニック。
そこのドクターは有名な不妊クリニックにも勤務していたみたいだし、あまりドクターが2人しかいないので経験の浅い先生に当たらなくていいかなとあまり悩まずに決めました。初診がスムーズに取れたことも大きかった。
自然周期法での体外受精がメインのところです。
いろいろ調べてみると、高FSH、低AMH、しかし閉経はしていないという私のようなパターンでは、刺激が強いと閉経を早めてしまう恐れがある(理論上の話で、確かめられてはいない)ため自然周期法でよかったかなと思いました。
ところが、本日は生理3日目(D3)だったので受診したところ、レトロゾールの内服を勧められました。レトロゾールの内服をするということは完全な自然周期ではなく、卵胞のおしりを叩いて育てる作戦です。
現時点で3つくらいの卵胞が見えていましたが、自然周期では選ばれた1つ以外の卵胞は徐々に育たなくなり退縮していきます。今回レトロゾールを使うということは弱いながらも刺激をするということ。はっきりした理由は聞きませんでしたが、前回受精に至らなかったから卵子の数を増やしてみるのかなぁ…
ひとまずはトライしてみます。
そして不妊の原因探し。来週は卵管造影検査ができる某大学病院の受診を予定しています。学術雑誌で卵管関連の記事を執筆していたのがそこの先生でしたので、その先生の初診を取ってみました。
普段わたしも医師として勤務をしていますが、人の体というのは本当に複雑で、もちろんたくさん勉強してたくさん論文を読むのですが、答えはこの一つしかない、ということはありえません。最近ではセカンドオピニオンで他のドクターの考えを聞きにいくことも一般的に認知されつつあると思います。
そういう意味で、今の主治医を信頼していないわけではけっしてありませんが今度の先生の考えも聞けるのは楽しみです。
高FSH、低AMHは未来のリスク
体外受精に挑戦することになった理由です。
私は現在29歳ですが、妊娠を意識しだしてから約1年、生理周期は25-27日とやや短めですが安定しており基礎体温も2相に分かれています。
しかし約半年たっても授からず、だんだん不安になってきたためまずは近所の産婦人科で基礎体温表と経膣エコーを見ていただきました。
基礎体温はやや短めだが2相に分かれていて排卵はあるとの評価で、子宮筋腫なし、卵巣も問題なしの評価でした。そのため基礎体温からタイミングをはかりながらいましたが、さらに数ヶ月経っても授かりませんでした。
そのため別の産婦人科にかかって、経膣エコーでのタイミング法をしてみようかという話になりました。そこでホルモンの基礎値を知るために、生理3日目に採血をしたところ、FSH(卵胞刺激ホルモン)が19と年齢の割に高い値でありました。FSHは卵胞を育てるためのホルモンですから、これが高いというのは卵巣のおしりを叩かないと卵胞が育たない、反応が悪いということになります。
FSHは生理周期に連動して値が変動するものですので、実際の卵巣機能の評価は難しい部分もあり、今ではAMH(抗ミュラー管ホルモン)が追加の検査として用いられるようになっております。
AMHは卵子のもとがどのくらい残っているかを反映する検査です。これは基本的には周期や1日の中で変動のない検査です。そしてその数字が0.48と低い数字でした。個人個人のばらつきが大きい数字なので、2くらいあっても低AMHといって不安になっている方もおられますが、だいたい1-1.5くらいあればそんなに心配する必要はありません。
高FSH、低AMHは未来のリスク*です。これは年齢の割に卵巣機能が低く、早く閉経する可能性があります。生理がないと子供は授かることができませんが、現在生理は安定しており今子供が授からない理由ではありません。しかしAMHが低いからといって、一体いつ、閉経になるのか、予測はできません。2ヶ月後かもしれないし、数年後かもしれない。
*高FSH、低AMHで生理が不安定な場合は閉経に近づいている可能性があります。その場合は通常の体外受精だけではなくて特殊な治療が必要になる可能性があります。不妊クリニックではなく大学病院への受診がよいかもしれません
約1年間妊娠せず、未来のリスクを抱えたため、悠長にはしていられませんからこの高FSH、低AMHの結果を聞いたあとすぐに、体外受精をすることに決めました。
これまでに授からなかったことを考えると別の不妊の原因があるかもしれないので、こちらも並行して検査を進めることにしました。
具体的には、男性因子のチェックと卵管の通りの検査です。
*AMH、FSHについて新しいデータの発表があり、その内容についてはこちらに記載しました。